【データあり】「東京以外に住むなら車が必須」がウソである理由

結論:東京23区以外でも車を持っていない割合は100%にならないから

根拠は日本自動車工業会が調査した「車を持っていない世帯の割合」です

2021年度乗用車市場動向調査より筆者作成

この調査では都市を人口の規模別に分けているので、内訳を紹介します。

首都圏 中心部(23区)とは文字通り東京の中心を指します。

公共交通機関が発達していることもあり、車の保有率は最も低い46.2%で半分以下です

車を持っている方が珍しいという事になります。

東京で暮らす友人が言うには「駐車場を借りると月に3万円はかかる。高すぎて車は維持できない」との事でした

電車通勤なら通勤用の定期を休みの日にも使えるでしょうから 車の保有率が半分以下でも納得できる数値です

主要5都市:45%

主要5都市とは 東京23区、横浜市、川崎市、大阪市、京都市を指します

東京以外の都市もありますが、車を持っていない割合は45%とほぼ半分です

東京以外の4都市を入れても車の保有率は案外低いことが見えてきました

偏見ですが地下鉄が運行する地域は車が不要です

ここで主要5都市に挙がった京都や大阪、札幌は地下鉄が発達した地域です。地上に建物が少ない地域なら地上に線路を通すはずなので、わざわざ地下鉄が運行されている時点で人口が密集した便利な地域と言えるでしょう

地方圏 大都市:26%

地方圏大都市とは政令指定都市を指します。横浜市、大阪市などです。一覧の表にすると下記の都市が該当します

都市名人口(万人)
神奈川県 横浜市377.7
大阪府 大阪市275.2
愛知県 名古屋市233.2
北海道 札幌市197.3
福岡県 福岡市161.2
神奈川県 川崎市153.8
兵庫県 神戸市152.5
京都府 京都市146.4
埼玉県 さいたま市132.4
広島県 広島市120.1
宮城県 仙台市109.7
千葉県 千葉市97.5
福岡県 北九州市93.9
大阪府 堺市82.6
静岡県 浜松市79.1
新潟県 新潟市 78.9
熊本県 熊本市73.9
神奈川県 相模原市72.5
岡山県 岡山市72.5
静岡県 静岡市69.3
総務省HPより筆者作成

東京都は入っていないのですが26%の世帯が車を保有していません。

地方圏 中都市:16%

この調査での地方圏中都市とは4万世帯以上で人口密度が1㎢あたり5000人以上の市を指します

具体的には次の表にある市です

都市名人口密度(人/㎢)
兵庫県 尼崎8966
兵庫県 伊丹市7850
福岡県 春日市7780
沖縄県 那覇市7535
京都府 日向市7260
大阪府 藤井寺市7000
大阪府 松原市6922
大阪府 大東市6365
大阪府 八尾市6235
兵庫県 明石市6189
大阪府 枚方市6023
沖縄県 浦添市5949
大阪府 摂津市5854
大阪府 堺市5419
大阪府 泉大津市5106
沖縄県 宜野湾市5052
兵庫県 芦屋市5049
2024年度 人口密度ランキングを参考に筆者作成

地方圏 小都市:16%

この調査では地方圏中都市とは4万世帯未満市(群部を)を指します。

私の住む豊田市もここに入ります。この規模の都市になると16%の世帯だけが車を持っていないです。

私の体験談ですが駅とスーパーマーケットが近くにあれば車は不要です。

悪く言えば変わり者ですが、良く言えば上位16%の節約世帯です。地方は家賃や土地が安いので車さえなければ貯金を増やすのは難しくありません

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